超個人的恋愛論【男心メソッド】

男とは行動と思考が一致しない生き物。だからこれくらい察してよという、気まぐれ&わがまま野郎の一方通行な想い。

正当化しようと思えば思うほど、どんどん遠くなっていく。

f:id:touou:20180407202401j:plain

 

嘘はつかないで。

君は俺にそう言う。

出会ったときから、そう言っていた。

 

俺はいつもその言葉を片隅に置いている。

君と約束したから。

 

ごめんよ。約束は守れていない。

 

悪いのは俺だ。

だから言い訳だけさせてくれないか?

 

肝心なところは嘘をついていない。

絶対に。

嘘をつくのは、君のことを想って、という前提があるからなんだ。

 

なにを言ってるんだ、って思うでしょう。

俺もそう思うよ。

だって言い訳だから。

 

でも小さな嘘は必要だと思う。

誰も損しない嘘は存在すると思う。

君にはわかってほしんだ。

 

「今日のごはんおいしかった?」

君が時間と手間をかけて俺のために作ってくれた料理。

塩がきつかったけれど、食べられないほどではない。

それに俺は濃い味が好きだから。

おいしかったよ。

 

これって嘘だけど、嘘じゃないんだ。

 

「こっちの服かわいくない?」

君が両手に持った洋服。

君は右手のほうがお気に入りのようだ。

俺は左手に持ってるほうが好きだけど。

そうだね。

 

これって嘘だけど、嘘じゃないんだ。

 

「今日は家にいるよ」

会いたいと思っていても言えないときもある。

これって嘘かい?

会いたいけれど、今日君はとても疲れているだろ?

俺に会うと、君は俺に気を遣ってくれるでしょ。

ゆっくり休んで、また明日俺に笑ってくれよ。

 

どうしても嘘をついてしまう。

君を傷つけたくないから。

本当に傷つくかどうかは俺にはわからないけれど、言えない怖さがあることもわかってほしい。

君のためでもあるけど、俺のためでもあるんだ。

 

だから絶対君にバレないようにするんだ。

自分に嘘はつけないから。

嘘をついている自分はわかってしまうから。

君にだけはバレないように必死なんだ。

 

小さな嘘がバレて君が傷ついたら、俺は謝るしかない。

許してもらえるかどうかはわからないけれど、謝るしかない。

俺にとっては小さくても、君にとっては大きいかもしれないから。

 

俺にとっては大きな嘘はつかない。

君が傷つくようなことをして、俺がそれを誤魔化すための嘘はつかない。

それだけは約束する。

 

さっきも言ったけれど、俺がつく嘘は、君のことを想って、が前提だから。

肝心なところは嘘つかない。

 

だから君が嘘をついたら、俺は気づかないフリをする。

きっと君も俺を想ってついた嘘だから。

嘘じゃない。

気づかないフリをするんだ。

俺は君の嘘に気づけるのだろうか?

自信は、ない。

今のところそんな場面には遭遇していない。

もしかしたらあったのかもしれないけれど、俺は本気で気づいていない。

 

俺は嘘をついたぶん、君に本当のことを話すよ。

聞かれてもいないことを、いろいろ話すよ。

人はそれを嘘が下手だと言う。

でも俺は褒め言葉だと捉えるよ。

嘘をついたのがすぐわかる人って、信用できるでしょ。

 

だから俺を信じてほしい。

嘘は自分のためでもあるけど、君のためでもあることを。

 

嘘をつかないという君が俺に嘘をつくなら、これがいい。

俺が好きだ、と言い続けてほしい。

ずっと言ってほしい。

嘘でもいいから、ずっと言ってほしい。