超個人的恋愛論【男心メソッド】

男とは行動と思考が一致しない生き物。だからこれくらい察してよという、気まぐれ&わがまま野郎の一方通行な想い。

はしって走って疲れてもはしょれない。

急がなくちゃ、急がなくちゃ。 君の元へしっかり届けるために。 溢れ出てくる君への想い。 どうしたら君へきちんと届くのだろう。 今の気持ちを忘れないうちに。 一刻でも早く君のところへ。 少しでも早く君の元へ。 忘れるはずはないけれど、万が一っていう…

譲れないことは誰にだってある。

ケンカするほど仲が良いって言うけれど、できたらケンカはしたくない。 良いことなんてひとつもない。 後から仲直りして振り返ったら笑い話になる可能性はあるけれど、そんな話術は持っていない。 それでも俺と君は、悲しいけれどケンカをしないわけではない…

それなりの理由を考えてみるけれど。

今日は調子が良い。 なぜなら、いつもより君がかわいく見えるから。 どこがどう違うのかは、わからない。 それでも確かにいつもよりかわいい。 原因をいろいろ探ってみるけれど行き着く答えは、調子が良いから。 俺の? 君の? 俺は調子良いよ。 君はどうだ…

お揃いの時計では物足りない。

お揃いのものは恥ずかしい。 君もそうだろ? 面積が大きければ大きいほど人目につきやすいから。 いつもは誰も俺たちのことなんて見ないのに。 お揃いの服を着たらみんな見てくるだろう。 俺は恥ずかしがり屋だから。 みんなに見られると緊張して、うまく歩…

好きか嫌いかどっちでもないか。確率は3分の1。

噛めば噛むほど味が出る。 君はそういう人。 どこが? なんて自覚のない君は言う。 どこも。 俺はそう言う。具体的な例なんて、ありすぎてわからない。 スルメみたいなこと? 君は不服そうに言う。 スルメっていうより、ガムかな。 俺は棚からガムをひとつ取…

「絶対」の価値は変動制。

君の好きなところ。 今からなら、絶対に朝まで言える。 今はまだ夕方だけど、その自信はあった。 でも言いはじめたら、まだ5分も経っていないのに言葉を探している。 こんなはずじゃなかったのに。 君が洋服選びで白か黒か迷っている。 絶対に白の方がいいっ…

俺の知らない時間を過ごした君はとても綺麗だった。

あのころ抱いていた恋心。 終わったそれを、数年ぶりに会ったあなたに伝えることはできない。 あのころの面影は残っている。 あのころよりもあなたは綺麗になっている。 俺の知らない時間をあなたは過ごした。 あのころはあんなにあなたのことを知りたいと思…

数年後、十数年後、数十年後。

君といろんな話をしてきた。 子供の頃。 君はおてんばで俺は大人しくて。 今は逆に見えるけど、きっと偽りなんだね。 部活。 君はバスケットボールで俺はベースボール。 君はキャプテンをやっていて、俺は選ばれなかった。 ベースボール、なんて言っているか…

言葉にできないものを探しに。

今はなんだって検索することができる。 検索したらコンピューターがその傾向を読んで、それに関連するものや好きそうなものを探し出してくれる。 有難いような、余計なお世話なような。 もし君が、好きなタイプを検索したとしたら。 俺に関連することが出て…

恋の重さと駐車場までの距離。

好きという感情の重さは何で測るの? 突然、君が言い出す。 そんなこと、わからないよ。 俺の答えに君は不満気だ。 なんかあるでしょ?ヤリたいだけの女とそうじゃない女との違い。 君はなぜか怒っている。 頭をフル回転させて、考える。 うーん、例えば…。 …

潤し照らし温めて。

水道代。 電車代。 ガス代。 生きていくにはお金がかかる。 生きていくには支払わないといけないもの。 当たり前のようにそこにあるけど。 なくなったら一大事。 命に関わる問題。 どれがなくなっても不便。 生きていくにはどれも必要不可欠。 当たり前だけ…

弱点は真ん中に集まる。

君の好きなところを教えましょう。 スラッと伸びた、アキレス腱。 気候があったかくなると見え隠れ。 細く滑らかな、鎖骨。 コートの影から見え隠れ。 艶やかで綺麗な、うなじ。 束ねた髪の毛から、見え隠れ。 名前は知らないけれど、鼻と口の間。 距離感と…

夏休みは量で冬休みは質。

冬休みなんていらない。 日常が非日常になることが辛いから。 どこに行っても、人がいっぱいだし。 どこへも行かなかったら、時間がいっぱいだし。 なによりも。 君に会えなくなる。 日常ではほぼ強制的に会えるのに。 冬休みになったら強制的に会えなくなる…

一寸先は想定外。

思っていたのとなんか違うけど。 今年のはじめに思っていたのとなんか違うけど。 約1年経った今はなんか違うけど。 今年がもう終わる。 そんなことを言いはじめたら。 小さいころ思っていた今の俺は随分と違う。 思っていたのとなんか違う。 その思いは消え…

クリスマスソングは意外と失恋ソングが多い。

クリスマスソングのようにはいかないクリスマス。 ロマンティックでもドラマティックでもないクリスマス。 お洒落なレストランなんて行かないし。 大きなチキンも用意できない。 花束なんて恥ずかしいし。 サプライズなんてもってのほか。 そんな俺を許して…

泣いているよりは笑っているほうがいい。

未来を思う。 この世に選択肢は無限で。 その数だけ未来があるとして。 俺にとっては2通りの未来しかない。 君と一緒の未来。 君と別々の未来。 選ぶのは、俺であり君である。 どっちを選ぶかで今を選ぶ。 俺はいつも、君と別々の未来を思う。 変な意味じゃ…

隠した部分は余計に気になる。

マスクなんかしてどうしたの?すっぴんなの? 君に笑いながら言う。 風邪ひいたの。 君は笑わずに言う。 熱あるの? あんまり。 食欲は? あんまり。 君の声は鼻声で、ゴホゴホと咳を2回した。 辛そうだね。 風邪ひいたから。 どんな顔していいのかわからな…

奇跡の基準は人それぞれ。

奇跡は起きるものじゃない、起こすものだ。 誰かがそう言っていた。 それならば。 俺のやれることを目一杯やるだけ。 奇跡を起こすには。 待っていたらダメ。 動かないと。 こっちから近づいていかないと。 来たる時のため。 やるべきことはやった。 あとは…

練習だから、は言い訳ではない。

一生懸命練習したんだ。 誰もいないところで、ひとりで。 この日のために。 コツコツ、コツコツ。 毎日、毎日。 一日たりとも練習しなかった日はない。 来たる日のため。 本番のため。 本番はいつ?って訊かれたら。 今日、って答える。 今日は練習ね、って…

目指しているのはいつでもフルコンボ。

リズムに合わせて叩く。 タイミングを見計らって叩く。 どこで叩けばいいのか。 すべては君の気分に合わせて。 つまりは君の気分次第。 タイミング合えば、良。 まあまあなら、可。 タイミングずれたら、不可。 俺はいつだって、良、を目指している。 君にお…

石焼き芋のメロディーが頭から離れない。

♪石焼き芋、お芋♪ ♪おいしいよ、とても♪ ♪食べたいよ、君と♪ ♪あのころの、ように♪ ♪随分と、ご無沙汰♪ ♪気にしてないよ、なにも♪ ♪恥ずかしくは、ないよ♪ ♪ふたりして、食べよう♪ ♪なにか出ても、いいよ♪ ♪当たり前の、ことだ♪ ♪君のよりも、さらに♪ ♪大き…

価値観の共感は簡単ではない。

同じところで泣ける人。 同じところで笑える人。 どっちがいいのだろう。 例えば。 一緒に観た映画で同じシーンで泣いた人。 雨降りの日、町の中を相合傘しながら一緒に笑った人。 同じところで怒れる人。 同じところで喜べる人。 どっちがいいのだろう。 例…

ハロウィンの本番はパーティのあとで。

世間はどこもかしこもハロウィンだらけ。 君も仮装してパーティに行くと言う。 俺は行かないよ。 ハロウィンなんて、よく知らないから。 本来は秋の収穫を祝う祭りだっていうことも。 今は宗教的な意味合いが薄まって、子供たちが楽しむ祭りだっていうことも…

隣人のことは生活リズムくらいしか知らない。

君がついたウソを問いただすことができない。 いつもの君とはなにかが違った。 証拠なんてない。 だから探すんだ。 揺るぎない証拠を。 君がウソをついていない、という証拠をかき集める。 これまでよりも、君の一挙手一投足に目を配り。 神経を張り巡らす。…

お揃いの靴を履いて出かけよう。

お揃いの靴を履いて出かけよう。 こんなところ。 そうでもしなくちゃ、歩けない。 すぐに疲れて、息が切れてしまうから。 一緒に歩こう。 隣り合わせで。 お揃いの靴を履いていれば。 離ればなれになっても大丈夫。 サイズ違いの同じ型の足跡をつけて。 こん…

見た目と感情と表と裏。

かなしくて泣いているわけではない。 うれしくて泣いているの。 それくらいはわかるよ。 だから言わなくてもいい。 わからないのは。 君がなにをかなしく思って、なにをうれしく思うのかっていうこと。 泣くほどかなしいこと。 泣くほどうれしいこと。 そこ…

本当はこんな挨拶したくない。

こんにちは。 きちんと挨拶できる人でありたい。 俺が挨拶をしたら君も。 もちろん逆も。 小さいころから教わってきたことだから。 当たり前のことを当たり前に。 ねえ、そうだろ? ちょっと。 人にきちんと物言える人でありたい。 俺が間違っていれば君が。…

空がどれだけ低くても手は届かない。

君は脚が速い。 どれだけ必死に追いかけても、君に追いつくことができない。 いろんな努力を積み重ねても。 俺なりの努力を積み重ねても。 君のところまで辿り着けない。 手を伸ばせば届きそうなところに君がいても。 どうしても君に触れることができない。 …

知恵というほど大層なものではないけれど。

君の形はそんなにいびつで。 俺の形はこんなにいびつで。 形はまったく違うのに、どうしてだかピタッとはまった。 どう考えてもはまらない形をお互いしているのに。 不思議なものだ。 でも、こうなるまでは大変だった。 ああでもない、こうでもない、と。 試…

回りまわって初心に戻る。

回転寿司へ行く。 俺も君も好きだから。 うに、まぐろ、えんがわ、鉄火巻き…。 俺は好きなものをタッチパネルで注文していく。 けれど、君はタッチパネルには触れずにいる。 レーンに乗って回っている皿を見つめる。 あれ、おいしそう。 これも、おいしそう…