超個人的恋愛論【男心メソッド】

男とは行動と思考が一致しない生き物。だからこれくらい察してよという、気まぐれ&わがまま野郎の一方通行な想い。

じゃんけんなのに確率3分の3。

君は知っているのだろうか。 じゃんけんするとき、君が最初にチョキを出すことを。 100%。必ず。絶対。例外はない。 じゃんけんは確率のゲームだけど。 君とのじゃんけんは、そうじゃない。 俺と君のあいだで決めたルール。 意見が割れたら、じゃんけんで決…

知っているようで知らないこと。

君に似合いそうな服。 これどう?と訊いたら、あんまり、だって。 君が好きそうな番組をやっていたから録画する。 これ観たいんじゃないの?と訊いたら、今度観るね、だって。 コンビニ行ってくるわ、と言うと、なんかお菓子とジュース買ってきて、だって。 …

見えざる手は見てきた景色から。

君の求めるものと俺の求めるもの。 これだけ一緒にいて、ようやくわかった気がする。 今までだってわかっていたはずなのに。 それらは違うものだったのだと、今さら思う。 君が求めるものは君。 俺が求めるものは俺。 今よりずっと近くにいたのに。 今より遠…

帰郷するたび数えていく。

すっかり様変わりした町。 記憶の中の故郷とはどんどんかけ離れていく。 それでも懐かしむ場所はいくつも残っていて、そこに行くたびに探してしまう。 君の姿を、探してしまう。 この町にいるのか。 どこにいるのか。 誰といるのか。 どんな髪型なのか。 ど…

子供の遊びでは決してない。

野菜が嫌いなんてお子ちゃまね。 野菜が苦手な俺に君はそう言う。 嫌いじゃない。苦手なだけだ。 同じことじゃない。 君はこれ見よがしに野菜を口に運んだ。 これ美味いのに。食べてみな。 俺は君に言う。 嫌だ。見た目がもう無理。気持ち悪い。 この味がわ…

虫も殺せぬやさしい君。

君は虫が苦手だ。 やっつけることはもちろん、触ることも見ることも。 どんなに小さな虫だって。 蚊だってやっつけられない。 血吸われすぎ。 ボランティア精神溢れすぎ。 虫が出てきたら俺の出番。 震える君の前で大きく振りかぶる。 虫を見ることが苦手な…

雨上がりを待ち望む。

雨は嫌い。 雨が降ると、君はデートをドタキャンするから。 いろんな理由をつけては、デートをキャンセルする。 急用ができた。 どんな用事かは教えてくれない。 体調が悪い。 お見舞いには来なくていい、と言う。 親戚が亡くなった。 君にはたくさん親戚が…

半円と半円を足したら円になるはずなのに。

俺と君はなんでも半分こ。 ごはんもパンもお菓子もお酒も。 ふたつ買えば済む話なんだけど。 半分こしたほうが美味しく思えるから。 うれしいことも半分こ。 半分だけど、ふたりがうれしいからうれしさ倍増。 かなしいことも半分こ。 かなしみを分かち合って…

ギャップにやられているわけではない。

好き嫌いが少ない。 共通の趣味がある。 一緒の空間にいて無言でも気にならない。 笑うツボが同じ。 怒りっぽくない。 インドア派。 泣き虫じゃない。 メールの返信が遅くても怒らない。 束縛しない。 左きき。 O型。 巨乳。 俺の理想とはかけ離れた君。 理…

秘めた想いは誰にも見せない。

君には俺のことをいろいろ話してきた。 生い立ちも学生時代のことも。 君がいろいろ訊いてくることもあるし、話の流れで俺が言うこともある。 過去に付き合った女性も好きな食べ物も、君はすべて知っている。 普段の悩みや怒りも、喜びも悲しみも、君は知っ…

ひとりじゃ上手に踊れない。

俺は上手に踊れない。 画面の向こうで上手に踊っている人を観て、君がかっこいいなんて言うから踊ってみたけれど。 何をどう見たって、動きの原理が理解できない。 小さいころは、なんだかいろいろ踊った記憶はあるけれど。 それから随分、踊ることなんてな…

たった一度だけ君に泣いてほしいとき。

あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。 ふたりはとても仲良く暮らしていました。 おじいさんはいくつになってもおばあさんのことが大好きで、いくつになってもおばあさんと手をつないでいたいと思っていました。 恥ずかしいから。 おばあさんは…

嫌いなものの克服法は嫌いにならないこと。

君は魚が嫌い。 あんなに美味しいのに。 君の前では食べないようにする。 君は虫が嫌い。 無駄な殺生はしたくないから、捕まえて外に逃がす。 一匹殺したところで大して変わらないから。 君は細くて長いものが嫌い。 この辺に蛇は出ないから安心していい。 …

求めるものは君のみぞ知る。

踊ろう。 手をつないで踊ろう。 素敵なダンスなんて踊れないけど。 音楽流して一緒に踊ろう。 そんな気分じゃないのなら。 話をしよう。 くだらない話を、夜が明けるまで。 君が話をしたくないのなら。 面白い話なんてできないけど。 俺がずっと何か話をしよ…

言うは易し。伝えるは難し。

気持ちを伝えることは難しい。 俺の気持ちを君に伝えたいから。 態度で示すことにした。 君への気持ちを態度で示しているのに。 わかりやすいように示しているのに。 君が気づいているのかどうか、わからない。 こんなにあからさまに示しているのに。 君はい…

オンリーワンでオンリーユー。

君は趣味をたくさん持っている。 時間が足りないと、いつも君は大忙し。 部屋にはいろんな道具が揃っている。 見たことあるものからないものまで。 君は夢をたくさん持っている。 どこまでが本当でどこまでが冗談なのか。 きっとどこまでも本当なのだろう。 …

わかってほしいことはただひとつ。

どうしてわかってくれないの。 そんなこと誰にも言えない。 特に君には。 本当は君に一番言いたいけれど。 どうしてわかってくれないの、って。 君に一番わかってほしいから。 でも言えない。 こんなこと言ったらきっと嫌われるから。 飯の食い方ひとつで。 …

署名捺印はいらないけど。

車がまったくいなくても。 どんなに横断歩道が短くても。 信号をしっかり守る君。 ほかに誰もいないのに。 真夜中なのに。 しっかり守る君。 俺が渡ろうとすると、君は止める。 信号は守らなきゃ。 君はそう言う。 そうだね。 君の言うことは正しいよ。 ルー…

レアだから良いか、と思える単純さ。

どっちが本当の君なのか。 君は俺の周りですこぶる評判が良い。 やれ、愛想が良いだの。 やれ、気が利くだの。 やれ、やさしいだの。 やれ、かわいいだの。 みんな知らないんだ。 本当の君を。 俺の前とみんなの前では、君の態度は全然違うから。 俺の前では…

一番欲しいお揃いのもの。

神経衰弱のようなもの。 俺と君の想い出合わせ。 俺がめくったひとつの想い出。 君がめくったひとつの想い出。 どちらも同じ想い出のはずなのに。 どうにもこうにも。 似ているようで違う。 どこかが何かが違う。 なかなか揃わない。 どっちが正解なのかわか…

記念日多すぎるともはや試験。

記念日が苦手だ。 何かしなくちゃ、と考えるのが苦手。 そして、記念日を覚えるのが苦手。 だって、多すぎるから。 誕生日やクリスマスといった、メジャーどころは覚えている。 でも、付き合った日とか初○○の日とか何か月記念とか…。 そういったマイナーどこ…

君とラーメン屋に行きたくない訳。

俺はラーメンが好き。 とんこつ、しょうゆ、みそ、しお。 なんでも好き。 美味いラーメン屋があると聞けば、すぐに行く。 少々遠くても、行く。 もちろん、インスタントラーメンも好き。 時間がないとき、お金がないとき、面倒くさいとき。 いつだって、俺の…

強がるよりかは弱いままを選ぶ。

誰だって何かに依存している。 みんな誰しも弱いから。 俺も依存する。 俺も弱いから。 依存することは悪のように言われるけど。 誰だって何かに依存している。 依存を悪だと言う人は、きっと強がっているだけ。 タバコだって酒だって。 ギャンブルだって薬…

からだの向きを変えれば風向きも変わる。

君は、自分のことが嫌い、と言う。 君はそうかもしれないけど、俺は違う。 見方の違い。 例えば。 君は、短気だから、と言う。 わかりやすくて良いけど。 君は、すぐに愚痴をこぼすから、と言う。 俺の知らない君の時間と気持ちを知ることができる。 君は、…

ボディタッチが多めな訳。

俺が君にボディタッチする意味を知ってる? 好きだから? まあ、それもある。 触ると落ち着くから? まあ、それもある。 下心? まあ、それもある。 ポジティブな答えは、どれも少なからず当てはまる。 でも、一番大きな理由は別にある。 形状記憶、だ。 頭…

環境問題は深刻だけどこっちの問題も深刻。

俺は君のゴミ箱になる。 君のいらないものを俺に捨ててくれ。 君のいらない感情を俺に吐き出してくれ。 愚痴や悩みといった、君のいらないものを。 君にとって、それらはゴミのようかもしれないけど。 俺にとってはゴミではない。 でも、そんなにたくさん入…

xとyの共通項を求めよ。

俺と君には共通項がない。 俺は寒がりで、君は暑がり。 いつも室温は上がったり下がったり。 でも大丈夫。 俺がもう一枚服を着れば済む問題だから。 食の好みも合わない。 俺の好きな食べ物と君の好きな食べ物。 両方ある店に行けば大丈夫。 お皿に残った最…

初心は忘れがち。

最初は、おはよう、と言うことだけが願いだった。 君に、おはよう、と言うことだけが俺の願いだった。 君に、おやよう、と言えるようになった。 そこに行き着くまで、どれほど大変だったか。 君は知らないだろう。 でも次第に、おはよう、だけでは満足できな…

どんなに速くカレンダーをめくっても日にちは早く経たない。

予定は未定。 次の休みの予定は未定。 君とどこかに出かけなくちゃ、という義務感とはさよなら。 どこへも行かなくたっていいでしょ。 家でまったりしてもいいでしょ。 人混みが苦手だから、メジャー所は避けたい。 穴場なんて今のご時世なかなかない。 誰に…

目に見えないからこそ大切にしたいことがある。

つながることのない手。 もう君と手をつなぐことはないのだろうか。 手を離したら、もうおしまい。 そんなわけはない。 手はつないでいなくても、俺と君はつながっている。 未練がある訳ではない。 まったくないと言ったらウソになるけど、その気はない。 勘…