超個人的恋愛論【男心メソッド】

男とは行動と思考が一致しない生き物。だからこれくらい察してよという、気まぐれ&わがまま野郎の一方通行な想い。

2019-01-01から1年間の記事一覧

一寸先は想定外。

思っていたのとなんか違うけど。 今年のはじめに思っていたのとなんか違うけど。 約1年経った今はなんか違うけど。 今年がもう終わる。 そんなことを言いはじめたら。 小さいころ思っていた今の俺は随分と違う。 思っていたのとなんか違う。 その思いは消え…

クリスマスソングは意外と失恋ソングが多い。

クリスマスソングのようにはいかないクリスマス。 ロマンティックでもドラマティックでもないクリスマス。 お洒落なレストランなんて行かないし。 大きなチキンも用意できない。 花束なんて恥ずかしいし。 サプライズなんてもってのほか。 そんな俺を許して…

泣いているよりは笑っているほうがいい。

未来を思う。 この世に選択肢は無限で。 その数だけ未来があるとして。 俺にとっては2通りの未来しかない。 君と一緒の未来。 君と別々の未来。 選ぶのは、俺であり君である。 どっちを選ぶかで今を選ぶ。 俺はいつも、君と別々の未来を思う。 変な意味じゃ…

隠した部分は余計に気になる。

マスクなんかしてどうしたの?すっぴんなの? 君に笑いながら言う。 風邪ひいたの。 君は笑わずに言う。 熱あるの? あんまり。 食欲は? あんまり。 君の声は鼻声で、ゴホゴホと咳を2回した。 辛そうだね。 風邪ひいたから。 どんな顔していいのかわからな…

奇跡の基準は人それぞれ。

奇跡は起きるものじゃない、起こすものだ。 誰かがそう言っていた。 それならば。 俺のやれることを目一杯やるだけ。 奇跡を起こすには。 待っていたらダメ。 動かないと。 こっちから近づいていかないと。 来たる時のため。 やるべきことはやった。 あとは…

練習だから、は言い訳ではない。

一生懸命練習したんだ。 誰もいないところで、ひとりで。 この日のために。 コツコツ、コツコツ。 毎日、毎日。 一日たりとも練習しなかった日はない。 来たる日のため。 本番のため。 本番はいつ?って訊かれたら。 今日、って答える。 今日は練習ね、って…

目指しているのはいつでもフルコンボ。

リズムに合わせて叩く。 タイミングを見計らって叩く。 どこで叩けばいいのか。 すべては君の気分に合わせて。 つまりは君の気分次第。 タイミング合えば、良。 まあまあなら、可。 タイミングずれたら、不可。 俺はいつだって、良、を目指している。 君にお…

石焼き芋のメロディーが頭から離れない。

♪石焼き芋、お芋♪ ♪おいしいよ、とても♪ ♪食べたいよ、君と♪ ♪あのころの、ように♪ ♪随分と、ご無沙汰♪ ♪気にしてないよ、なにも♪ ♪恥ずかしくは、ないよ♪ ♪ふたりして、食べよう♪ ♪なにか出ても、いいよ♪ ♪当たり前の、ことだ♪ ♪君のよりも、さらに♪ ♪大き…

価値観の共感は簡単ではない。

同じところで泣ける人。 同じところで笑える人。 どっちがいいのだろう。 例えば。 一緒に観た映画で同じシーンで泣いた人。 雨降りの日、町の中を相合傘しながら一緒に笑った人。 同じところで怒れる人。 同じところで喜べる人。 どっちがいいのだろう。 例…

ハロウィンの本番はパーティのあとで。

世間はどこもかしこもハロウィンだらけ。 君も仮装してパーティに行くと言う。 俺は行かないよ。 ハロウィンなんて、よく知らないから。 本来は秋の収穫を祝う祭りだっていうことも。 今は宗教的な意味合いが薄まって、子供たちが楽しむ祭りだっていうことも…

隣人のことは生活リズムくらいしか知らない。

君がついたウソを問いただすことができない。 いつもの君とはなにかが違った。 証拠なんてない。 だから探すんだ。 揺るぎない証拠を。 君がウソをついていない、という証拠をかき集める。 これまでよりも、君の一挙手一投足に目を配り。 神経を張り巡らす。…

お揃いの靴を履いて出かけよう。

お揃いの靴を履いて出かけよう。 こんなところ。 そうでもしなくちゃ、歩けない。 すぐに疲れて、息が切れてしまうから。 一緒に歩こう。 隣り合わせで。 お揃いの靴を履いていれば。 離ればなれになっても大丈夫。 サイズ違いの同じ型の足跡をつけて。 こん…

見た目と感情と表と裏。

かなしくて泣いているわけではない。 うれしくて泣いているの。 それくらいはわかるよ。 だから言わなくてもいい。 わからないのは。 君がなにをかなしく思って、なにをうれしく思うのかっていうこと。 泣くほどかなしいこと。 泣くほどうれしいこと。 そこ…

本当はこんな挨拶したくない。

こんにちは。 きちんと挨拶できる人でありたい。 俺が挨拶をしたら君も。 もちろん逆も。 小さいころから教わってきたことだから。 当たり前のことを当たり前に。 ねえ、そうだろ? ちょっと。 人にきちんと物言える人でありたい。 俺が間違っていれば君が。…

空がどれだけ低くても手は届かない。

君は脚が速い。 どれだけ必死に追いかけても、君に追いつくことができない。 いろんな努力を積み重ねても。 俺なりの努力を積み重ねても。 君のところまで辿り着けない。 手を伸ばせば届きそうなところに君がいても。 どうしても君に触れることができない。 …

知恵というほど大層なものではないけれど。

君の形はそんなにいびつで。 俺の形はこんなにいびつで。 形はまったく違うのに、どうしてだかピタッとはまった。 どう考えてもはまらない形をお互いしているのに。 不思議なものだ。 でも、こうなるまでは大変だった。 ああでもない、こうでもない、と。 試…

回りまわって初心に戻る。

回転寿司へ行く。 俺も君も好きだから。 うに、まぐろ、えんがわ、鉄火巻き…。 俺は好きなものをタッチパネルで注文していく。 けれど、君はタッチパネルには触れずにいる。 レーンに乗って回っている皿を見つめる。 あれ、おいしそう。 これも、おいしそう…

じゃんけんなのに確率3分の3。

君は知っているのだろうか。 じゃんけんするとき、君が最初にチョキを出すことを。 100%。必ず。絶対。例外はない。 じゃんけんは確率のゲームだけど。 君とのじゃんけんは、そうじゃない。 俺と君のあいだで決めたルール。 意見が割れたら、じゃんけんで決…

知っているようで知らないこと。

君に似合いそうな服。 これどう?と訊いたら、あんまり、だって。 君が好きそうな番組をやっていたから録画する。 これ観たいんじゃないの?と訊いたら、今度観るね、だって。 コンビニ行ってくるわ、と言うと、なんかお菓子とジュース買ってきて、だって。 …

見えざる手は見てきた景色から。

君の求めるものと俺の求めるもの。 これだけ一緒にいて、ようやくわかった気がする。 今までだってわかっていたはずなのに。 それらは違うものだったのだと、今さら思う。 君が求めるものは君。 俺が求めるものは俺。 今よりずっと近くにいたのに。 今より遠…

帰郷するたび数えていく。

すっかり様変わりした町。 記憶の中の故郷とはどんどんかけ離れていく。 それでも懐かしむ場所はいくつも残っていて、そこに行くたびに探してしまう。 君の姿を、探してしまう。 この町にいるのか。 どこにいるのか。 誰といるのか。 どんな髪型なのか。 ど…

子供の遊びでは決してない。

野菜が嫌いなんてお子ちゃまね。 野菜が苦手な俺に君はそう言う。 嫌いじゃない。苦手なだけだ。 同じことじゃない。 君はこれ見よがしに野菜を口に運んだ。 これ美味いのに。食べてみな。 俺は君に言う。 嫌だ。見た目がもう無理。気持ち悪い。 この味がわ…

虫も殺せぬやさしい君。

君は虫が苦手だ。 やっつけることはもちろん、触ることも見ることも。 どんなに小さな虫だって。 蚊だってやっつけられない。 血吸われすぎ。 ボランティア精神溢れすぎ。 虫が出てきたら俺の出番。 震える君の前で大きく振りかぶる。 虫を見ることが苦手な…

雨上がりを待ち望む。

雨は嫌い。 雨が降ると、君はデートをドタキャンするから。 いろんな理由をつけては、デートをキャンセルする。 急用ができた。 どんな用事かは教えてくれない。 体調が悪い。 お見舞いには来なくていい、と言う。 親戚が亡くなった。 君にはたくさん親戚が…

半円と半円を足したら円になるはずなのに。

俺と君はなんでも半分こ。 ごはんもパンもお菓子もお酒も。 ふたつ買えば済む話なんだけど。 半分こしたほうが美味しく思えるから。 うれしいことも半分こ。 半分だけど、ふたりがうれしいからうれしさ倍増。 かなしいことも半分こ。 かなしみを分かち合って…

ギャップにやられているわけではない。

好き嫌いが少ない。 共通の趣味がある。 一緒の空間にいて無言でも気にならない。 笑うツボが同じ。 怒りっぽくない。 インドア派。 泣き虫じゃない。 メールの返信が遅くても怒らない。 束縛しない。 左きき。 O型。 巨乳。 俺の理想とはかけ離れた君。 理…

秘めた想いは誰にも見せない。

君には俺のことをいろいろ話してきた。 生い立ちも学生時代のことも。 君がいろいろ訊いてくることもあるし、話の流れで俺が言うこともある。 過去に付き合った女性も好きな食べ物も、君はすべて知っている。 普段の悩みや怒りも、喜びも悲しみも、君は知っ…

ひとりじゃ上手に踊れない。

俺は上手に踊れない。 画面の向こうで上手に踊っている人を観て、君がかっこいいなんて言うから踊ってみたけれど。 何をどう見たって、動きの原理が理解できない。 小さいころは、なんだかいろいろ踊った記憶はあるけれど。 それから随分、踊ることなんてな…

たった一度だけ君に泣いてほしいとき。

あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。 ふたりはとても仲良く暮らしていました。 おじいさんはいくつになってもおばあさんのことが大好きで、いくつになってもおばあさんと手をつないでいたいと思っていました。 恥ずかしいから。 おばあさんは…

嫌いなものの克服法は嫌いにならないこと。

君は魚が嫌い。 あんなに美味しいのに。 君の前では食べないようにする。 君は虫が嫌い。 無駄な殺生はしたくないから、捕まえて外に逃がす。 一匹殺したところで大して変わらないから。 君は細くて長いものが嫌い。 この辺に蛇は出ないから安心していい。 …