超個人的恋愛論【男心メソッド】

男とは行動と思考が一致しない生き物。だからこれくらい察してよという、気まぐれ&わがまま野郎の一方通行な想い。

目に見えないからこそ大切にしたいことがある。

f:id:touou:20190212221347j:plain

 

つながることのない手。

 

もう君と手をつなぐことはないのだろうか。

手を離したら、もうおしまい。

そんなわけはない。

 

手はつないでいなくても、俺と君はつながっている。

 

未練がある訳ではない。

まったくないと言ったらウソになるけど、その気はない。

勘違いしないだろうけど、勘違いしてほしくない。

 

君には感謝しかないから。

君には笑っていてほしいから。

 

手をつないでいなくても、俺と君はつながっている。

 

かけることのない連絡先を開く。

見つめるだけで指は動かない。

君に電話をかけることはしない。

もちろんメールもしない。

君のSNSを拝見することもフォローすることもない。

 

だって未練はないのだから。

 

未練もないけど勇気もない。

番号変わってたら、とビビる俺もいる。

 

こんなんだから君と手をつなげなくなったのだろう。

隣を歩くこともなくなったのだろう。

 

でも俺も君も歩いている。

今も歩いている。

君の隣には俺じゃない誰かがいるのかもしれない。

俺はひとりで歩いている。

でも寂しくなんかない。

 

俺と君は過去でつながっているから。

俺も君も、それがあるから今があるから。

 

手をつないでいないからつながっていないだなんてウソだ。

隣を歩いてないとつながっていないだなんてウソだ。

 

お互い見えないところにいるけれど。

お互い別の方向へと歩いているけれど。

 

どこかできっとつながっている。

 

これから先、また手をつなぐのか隣を歩くのかはわからない。

きっとそんな時は訪れないのだろうと思っている。

 

それでも俺と君はつながっている。

 

君が俺のことをどう思っても。

君が俺のことを思い出したくなくても。

君が俺のことを大嫌いになっても。

君が俺のことを憎んだとしても。

 

俺と君はつながっている。

 

つながりが終わる時。

それは、君が俺のことを忘れる時。

 

手をつなぐどころか、会うことも声を聞くことも隣を歩くこともないだろう。

 

それでも俺は君に感謝している。

それだけで俺と君はつながっている。

 

見知らぬ誰かのために平和を望むように。

君が誰かの隣で笑っていることを、俺は望んでいる。

 

手をつないでいなくても、それだけで俺は君とつながっていると思える。