ちょうどいい、は奇跡の言葉。
世の中に欲しいものはたくさんあるけれど、本当に欲しい物ものは実はそれほどない。
あったらいいなとは思うけれど、なければないで問題はない。
その程度の欲しいものなら、たくさんある。
欲しいものが見つかっても、本当に欲しいのか自分に問う。
妥協しなければならない点があるのなら、きっとそれは本当に欲しいものではないから。
本当に欲しいものは、そうそう見つからない。
大きすぎても、小さすぎてもダメなんだ。
余白はいらない。
ピタッとハマって欲しい。
欲しいものが見つかっても何かしら妥協している。
妥協という言葉は適切じゃないかもしれない。
妥協の連続を我慢と言うのなら。
妥協することが苦痛だと言うのなら。
単純に、欲しい、と思えるものが本当に欲しいものだとするなら。
悩んだらダメ。
欲しすぎてもダメ。
ちょうどよくないと、ダメ。
本当に欲しいものは、そうそう見つからない。
俺にとって君は数少ない中のひとつ。
君のやさしさも傲慢さも言葉遣いも眠り方も。
俺にとってはピタッとハマるんだ。
妥協でも我慢でも苦痛でもない。
君をそのままそっくり、受け入れることができる。
喜びも怒りも哀しみも。
ピタッとハマりすぎて、恐ろしいくらい。
ピッタリしたものばかり着ているとしんどくなって、少しゆったりしたものを着たくなるのは俺が歳をとったせいなのだろうか。
でもたまにゆったりしたものを着て、からだがスース―するあの感じ。
あれを体感すると、やっぱりピタッとハマったほうが落ち着く。
君から離れてはじめて、君の貴重さを実感する。
わがままだってわかってる。
今さらだってわかってる。
それでも本当に欲しいと思っているから、妥協なんてできない。
君ほど本当に欲しいと思える人は、他にいないから。
君の代わりなんて、どこにもいないから。
ワンサイズ上げたら、からだがスース―しちゃうから。